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2022-05-11

中学生男子が不登校になる主な原因について

中学校に入学したのはいいけど息子が部屋に引きこもって学校に行ってくれない。学校に行きたいと思えない。

そんな風に悩んでいる親御さんや、息子さんもいることでしょう。

学校に行けなくなって焦っているかもしれませんが、まず自分に当てはまる主な原因を見つけて自分のことについて考えてみましょう。

学校に問題がある場合

不登校になる原因について、まず一番最初に上げられるのが学校側に問題がある場合です。

小学校から中学校へと上がるにあたり、大きく環境が変わりました。

今までは家が近い子とよく遊んでいたのに部活単位で集まるようになり、居づらさを感じているかもしれません。

子供の頃は一緒に遊べば友達だったのに、中学校に上がるとどうやって友達を作っていたのか急に分からなくなると思います。

けど、別にそんなのは気にしなくていいです。たまにでいいので、勇気をもって「一緒に帰ろう」だったり「ちょっとお話しよう」と声をかけてみてください。

向こうは急に話しかけられて驚くかもしれませんが、きっと快く思ってくれるでしょう。

最近ではスマホの普及も進んでいるので、学校が終わった夜にこっそりと連絡を取ってみるのもいいかもしれません。

おすすめは、『宿題で出された問題なんだけどよく分からないから教えてほしい』です。相手も頼られたら嬉しいでしょうし、もしお互いに分からなければ一緒に考えることができます。

お互いにやらなければならないことなので連絡を取るハードルが低いです。

しかし、そのスマホの普及にあたりSNSを通じたトラブルが増えているのも事実です。

特にLINEは既読機能が着いているということもあり、LINEを送ったのになぜ見てくれないのかとトラブルの火種になることも多々あります。

スマホは便利な道具ではありますが、使い方を間違えれば相手を傷つけたり自分の身を危なくしてしまう道具です。

何時から何時までならスマホを使っていい、アプリのダウンロードは勝手にしないこと等の家庭内ルールに加え、ネットリテラシーについても教えてあげてください。

家庭に問題がある場合

不登校になる原因として、学校側ではなく家庭側に問題がある可能性もあります。

息子さんのことが気になるかもしれませんが、親の過干渉は息子さんのストレスにもつながります。

本来ならば心が休まるはずの家庭でストレスが溜まることににより、身体を休めることができません。

その結果、子供は心の不調を整えるために部屋へと引き籠るようになり、それを心配して親が干渉していきと悪循環を及ぼす可能性があります。

息子さんが心配なのは分かりますが、その場合は少し距離を置いてみたり、息子さんから相談されるのを待ってあげてください。

十分な休息が取れれば心に落ち着きが生じ、自分から動き始めることでしょう。

もう中学生なので、自分のことは自分でできるはずです。もし息子さんから力を貸してほしいと言われたら、全力で手を貸してあげてください。

病気的な問題がある場合

最後に、『起立性調整障害』という病気で不登校になる可能性があります。

起立性調節障害とは、思春期前後の小児に多くみられる病気で、身体がだるかったり頭が重く感じられる等の低血圧のような症状が現れます。

朝、いくら布団を揺すっても起きなかったり、起きれたとしてもすごく体調が悪そう。学校に休みの連絡を入れたのに、昼ぐらいになると急に元気になって部屋の中を歩き回ったりするのが特徴です。

血圧を上げるためのお薬を飲めば症状が緩和される可能性があるので、病院で処方してもらってください。

初めはただの仮病だと思われるかもしれませんが、これはあくまで病気です。誰のせいでもありません。息子さんのことを責めないであげてください。

学校に行きたいのに行けない気持ちでやるせない気持ちが続いているかもしれませんが、症状が改善されるまではゆっくりと休養を取り、元気な姿で学校に復帰できるように頑張りましょう。

その他

学校側の問題、家庭側の問題、病気的な問題と上げてきましたが、そのどれにも当てはまらない方もいると思います。

これらの例は、現在学校に通えていないお子さんの主な原因について列挙したもので、全ての中学生男子に当てはまるものではないからです。

学校に行くまでの通学路を歩くのが面倒。極度の人見知りでクラスの子と話すのが怖い。成長期で声が変わったり身長が伸びて別人みたいになるのが嫌だ。理由なんて人それぞれです。

成長期は子供から大人へと変わる、とても不安定な時期です。親からしてみれば、たったそれだけのことかと思うような内容で悩んでいることもあります。

一度お子さんと向き合い、二人で話し合いながらゆっくりと大人になっていってください。

まとめ:不登校だからといって焦らないこと

最後に一つだけ。不登校だからといって無理に焦ったり、焦らせないようにしてあげてください。

不登校だからといって悪いことをしているわけではありません。時間が経てば勝手に大人になっていきます。

通信制特例校やフリースクール等もあるので、是非自分にあった学生生活を送ってください。

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